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【2019受験用】早稲田大学-倍率ランキング(2018年12月23日更新)

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早稲田大学の過去5年間(2014~2018)の入試結果をもとに、各学部・学科等における受験倍率をランキング形式でまとめました。

また、簡単な解説もつけましたので、志望先を迷っている場合は参考になるかと思います。

数値について

| 受験倍率

受験倍率(表中では単に倍率と表記)は次の計算式から算出しています。

受験倍率=受験者数÷合格者数

| 直近5年分を平均化

受験倍率は直近5年間の数値を平均化した値です。

なお、試験の実施が5年に満たない場合は全実施年間での平均値を使用しています(※を付して欄外に注釈を添えています)。

文系学部

※一般入試で数学と理科のいずれも必須でない学部。

一般入試(センター+一般方式を含む)の受験倍率ランキング

※特に表示のないものは一般入試。

順位学部学科等倍率
1社会科 10.7
2教育教育-初等教育9.9
3 9.7
4教育教育-教育-教育心理8.1
5教育教育-教育-生涯教育8.0
5人間科人間情報8.0
7文化構想 7.9
8教育教育-教育-教育学7.7
8人間科人間環境科7.7
10 7.5
10政治経済経済7.5
12人間科健康福祉科7.0
12政治経済国際政治経済7.0
12教育複合文化7.0
15スポーツ 6.8
16教育社会科-社会科学6.5
16教育社会科-地理歴史6.5
18教育国語国文6.3
19スポーツ(センター+一般)6.2
19政治経済政治6.2
21(センター+一般)5.1
22 4.9
23教育英語英文4.7
24国際教養 4.3
25文化構想(センター+一般)3.9
26文化構想(英語4技能)3.6
27(英語4技能)3.3

※直近2年間(2017~2018)の平均値。

簡易解説

受験倍率を高める主な原因は試験日と募集人数です。

他に入学試験を行う大学や学部がなければ受験生が集まり、結果として受験倍率が上がります。

ランキングトップの社会科学部と第3位の商学部がこれに該当します。

両学部とも毎年2月下旬が試験日となっており、偏差値の近い大学はすでに試験を終えているため、どちらも1万人を超える受験生が集まります。本命以外に滑り止めや記念受験者も少なくなく、異常とも言える規模となっています。

他方、募集人数が少なければ合格者数も少なくなるので、場合によっては受験者が1人増えただけでも受験倍率がはね上がります。

ランキング上位を占める教育学部教育学科がこれに該当します。ここは専攻や専修といった細かい単位で募集人数を分散しており、1つの枠が狭いために倍率が高まる傾向にあります。

ただし、受験倍率を上げる原因は他にもあります。

早慶MARCHといったいわゆるブランド力のある大学では、学部や学科を気にせずに受験する、いわばブランド狙いの受験生が存在します。

そういった受験生は、いわゆる看板学部を受験する高学力層が受験しない学部や学科を狙います。

わかりやすく言えば、学部間格差があるということです。高学力層向けの上位学部と、中・低学力層向けの下位学部というものが如実に存在しています(もちろん早慶受験者レベルにおける分類であり、少なくとも偏差値60以上の中での話ですが)。

これに該当するのが、人間科学部(5位、8位、12位)、文化構想学部(7位)、文学部(10位)です。

これらの学部は、早稲田大学の看板学部とされる政治経済学部や、ほぼ同じレベルにある法学部とはあまり縁がなく、特に人間科学部はキャンパスが埼玉県にある(最寄駅へは東京から1時間ほどかかる)ためか、すべり止めとする受験生が多く見られます。

ちなみにランキング最下位付近についてですが、これは第一に認知度、次いで時流が主な原因です。

最下位2つを独占したのはどちらも導入されたばかりの英語4技能テスト利用型入試であり、間違いなく知名度が原因である低倍率です。上に書いた通り文化構想学部と文学部はどちらかと言えば倍率は高めの学部ですから、知名度の上昇とともに順位を上げていくでしょう。

なお、センター+一般方式も基本的に下位にランキングされていますが、これは私大専願でセンター試験を受けない人がいることと、受験手続きを面倒くさがる人がいることが原因だと思われます。

解説は以上です。

センター利用(個別試験なし)の受験倍率ランキング

順位学部学科等倍率
1人間科人間環境科6.6
2人間科人間情報科6.5
3 6.1
4文化構想 6.0
5政治経済経済5.8
6国際教養 5.6
7 5.1
8社会科 4.8
9スポーツ 4.5
10 4.2
11政治経済政治4.1
12人間科健康福祉科3.8
12政治経済国際政治経済3.8
14スポーツ(競技歴)3.5

※4: 直近3年間(2016~2018)の平均値。

→ 早稲田大学-合格者数・倍率等推移

→ 早稲田大学-合格最低点推移

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理系学部(人間科学部の数学選抜方式を含む)

※一般入試で数学と理科のいずれかまたは両方を必須とする学部。

一般入試(人間科学部の数学選抜方式を含む)の受験倍率ランキング

※特に表示のないものは一般入試。

順位学部学科等倍率
1教育理-地球科学7.1
2基幹理工学系Ⅲ5.5
2教育理-生物学5.5
2創造理工建築5.5
5教育5.2
6先進理工生命医科4.8
7創造理工経営システム工4.7
8基幹理工学系Ⅱ4.2
8創造理工総合機械工4.2
8創造理工社会環境工4.2
11先進理工物理4.1
12先進理工応用化3.9
13先進理工電気・情報生命工3.8
14先進理工化学・生命化3.6
15人間科(数学選抜)3.4
15人間科(数学選抜)3.4
15創造理工環境資源工3.4
18人間科(数学選抜)3.1
19基幹理工学系Ⅰ3.0
20先進理工応用物理2.8
教育理-地球科学(地学枠)
簡易解説

教育学部が上位に集まっていますが、これは理科の必要科目数の違いから来るものだと思われます。

教育学部は理科1科目、理工学部は理科2科目が必須です。

私立では、MARCH、上智、東京理科大など、偏差値の近い大学でも基本的に理科は1科目ですみます。

そのため、早稲田の理工系を受けるのは、専願受験生を除くと慶應や旧帝大などと併願する超高学力層が主となるため、そこまで高い倍率になることはないようです。

ちなみに、2019年度は教育学部すべてで募集人数を減らすことが発表されており、さらに倍率が高まる可能性があります。

なお、人間科学部の数学選抜方式は基本的に下位にランキングされていますが、これは私大専願でセンター試験を受けない人がいることと、受験手続きを面倒くさがる人がいることが原因だと思われます。

ここから先は、理工系学部を詳しく見ていきます。

まず基幹理工学部からいきましょう。

ランキングでは、学系Ⅲと学系Ⅱが上位、学系Ⅰが下位という結果でした。

基幹理工学部は学系別に入学し、2年生への進級時に学科を決めることになりますが、学系ⅢとⅡは共通して情報系の学科に進むことができます。この点において現代のニーズを満たすために人気が高いのでしょう。

ちなみに学系Ⅱは航空系の学科に進むこともできる点でも人気が高いのですが、募集人数が学系Ⅲの3倍以上あるため倍率が抑えられているようです。

学系Ⅰは数学科または応用数理学科に進むことになるためかやや人気に欠けるようです。ただ、1年生の成績次第では別系統の学科への進級が認められる場合があるようですので、受験時点での学力に不安はあるが、入ってから死ぬほど頑張ろうと思い学系Ⅰで合格を狙う人もいないわけではないかもしれません。

続いて創造理工学部です。

ランキングでは、建築学科が上位、経営システム工学科、総合機械工学科、社会環境工学科が中位、環境資源工学科が下位という結果でした。

建築系の人気は長年安定しており、今後も変わらない可能性が高いと言えます。

中位の3学科は入れ替わりが激しく不安定です。2018年度入試において、経営システム工学科が突然7.7倍となったため頭一つ出た形となっていますが、例年は4.0倍前後といったところです。

下位に沈んでいる環境資源工学科は、地球温暖化の報道などで一時的に環境意識が高まった時に4.0倍を超えることはありますが、基本的には低倍率を維持しており、今後も特に上昇する材料は見られません。

最後は先進理工学部です。

ランキングでは、生命医科学科が上位、物理学科、応用化学科、電気・情報生命工学科、化学・生命化学科は中位~やや下位、応用物理が全体で最下位という結果になりました。

早稲田大学には医学部が存在しないため、その代替的な存在と考えることもできます。特に、臨床ではなく研究に興味のある人にとって、1つの選択肢となっているようです。医師になることはできませんが、主に化学メーカーなど、就職先も比較的安定していることも人気の理由とされています。

中位の4学科は入れ替わりが激しく不安定です。物理学科と電気・情報生命工学科は、前年度の倍率が高ければ次年度の倍率が下がるというような傾向が続いており、応用化学科と化学・生命化学科は基本的に波の少ない傾向があります。

最下位となった応用物理学科は、就職先が少ないというイメージの問題があるようです。実際のところは本人次第だとは思いますが、このイメージが順位に大きく影響を与えているのは間違いないでしょう。

解説は以上です。

→ 早稲田大学-合格者数・倍率等推移

→ 早稲田大学-合格最低点推移

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参考書を揃えよう

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国語

数学

日本史

世界史

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