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大学入学共通テストにおける「英語民間試験の利用」及び「記述式問題の導入」について、文科省が正式に断念することを公表した。
2021年度大学入試において見送りとなったこれら2つの入試改革の柱は、2025年度開始を目指して議論がなされていたが、結局は「実施は困難」という結論に達したようだ。
2年前ルールを破ってまで推し進めた入試改革は結局日の目を見ないままお蔵入りとなった。
そもそも発案当初から疑問視する声は常にあったはずだが、一顧だにせず推し進めてきた人物がいる。
これは萩生田氏が文科大臣に就任する以前の話なので、彼が謝罪しただけで片付くような問題ではないことは明らかである。
センター試験を廃止してまで行われた今回の改革は、日本中の高校生と保護者、そして教育現場を大混乱に陥れた。
この責任が誰にあるのか、明らかにせずして幕引きを図るのは許されないはずだ。
教育を司る人間は、大きな失敗をして周囲に迷惑をかけたとき、どのような責任の取り方をするのか。
日本の高校生・大学生諸君はぜひ最後の最後まで注目し続けてもらいたい。
なお、以下は文科省が公式に発表した文書である。
批判をするのはかまわないが、その前に一読はしておくようにしよう。
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