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TOEICとは?初心者によくある勘違いをQ&A形式で解説します。

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基礎編:知っておかないと恥をかくかも!

TOEICって何て読むの?

「トイック」または「トーイック」と読みます。

Test Of English for International Communication
(国際コミュニケーションのための英語のテスト)

という本来の名称の頭文字に由来します。

TOEICで満点取っても英語が話せないらしいけど?

一口にTOEICと言っても、実は大きく分けて2種類のテストがあります。

  TOEIC L&R TOEIC S&W
問題形式 リスニング(45分)
リーディング(75分)
スピーキング(約20分)
ライティング(約60分)
スコア 990点満点
(各495点満点)
400点満点
(各200点満点)

TOEICというとL&Rを指すことがほとんどですが、上記の通りリスニングとリーディングの能力しか測定されていません。

これではどんなに高得点を取ったところで、その人が英語を話せるかどうかを判定することはできません。

話せるようになりたいのであれば、S&W(Sのみ受験も可)の点数を上げましょう。

TOEICが271点から845点に上がった!?

TOEICが271点→845点に(Yahoo広告)

上はYahoo Japanに表示された広告ですが、TOEIC(L&R)は5点きざみですので、271点というスコアは存在しません。

ちなみに、最低は10点(L:5点+R:5点)ですので、0点というスコアも存在しません。

TOEICは何点取れたらスゴイ?

公式サイトではL&Rのスコアごとに次のような目安を提示しています。

スコア 評価
470点~ 会話レベル
・カタコトの会話ができる
・ホテルのフロントで会話ができる
600点~ 出張レベル
・就活時にアピールできる
・海外で最低限の打ち合わせができる
730点~ 駐在レベル
・日本での英語教員の目標スコア
・駐在員としてどうにか商談をこなせる
860点~ セミプロレベル
・翻訳や通訳の仕事を始められる
950点~ プロ通訳者レベル
・プロ通訳者への第一歩

※参考:「英語力向上のコツ STEP3」(https://www.iibc-global.org/toeic/toeic_program/levelup/step3.html)

発展編:知っておくと得するかも?

TOEICの過去問ってあるの?

過去の問題は公表されていないため、過去問題集も販売されていません。

本番と同形式の問題が解きたい場合は公式問題集を使いましょう。

なお、単語帳をはじめとして、市販の参考書や問題集は大量に出版されていますので、書店で実際に中身を確認するなどして、自分に合ったものを選びましょう。

TOEICは大学入試では使えない?

旺文社の調査によると、調査対象769校のうち333校で利用されています(2020年度入試)。

下記のページも参考にしてください。

2020年版 TOEICスコアで優遇措置がある大学一覧
2020年度大学入試でTOEICスコアに優遇措置を設けた大学を点数ごとにまとめています。

TOEICはビジネス英語ばかり?

TOEICの問題には日常的な場面とビジネスでの場面が混在しています。

参考までに、日本で2019年度に実施された公開テスト(L&R)の分析結果によると、小学生の平均点は630点(231人)とのことです。

もちろんTOEICを受ける小学生はインターナショナルスクールの生徒や帰国子女ばかりでしょう。

しかし、年齢は紛れもなく小学生ですので、ビジネス経験がなくとも、英語ができれば少なくとも600点を超えることは十分可能なテスト内容だといえます。

なお、同資料によると社会人の平均点は612点(346,611人)です。

※参考:「DATA & ANALYSIS 2020」(https://www.iibc-global.org/library/default/toeic/official_data/pdf/DAA.pdf)

TOEICの受験料は英検よりも高い?

英検は1次試験でリーディング・リスニング・ライティングが出題され、合格者のみ2次試験で面接(スピーキング)を受けます。

【英検】今更聞けない?基本的な情報まとめ

前述の通りTOEICはL&RとS&Wの2種類に分かれています。

このようにテストのシステムが大きく異なりますので、TOEICと英検の受験料を単純に比較することは難しいです。

個人で申し込み、会場で受験する場合の受験料は下記の通りです。

テスト 受験料
TOEIC(L&R) 6,490円※
TOEIC(S&W) 10,450円
英検準2級 9,200円
英検2級 9,700円
英検準1級 10,700円
英検1級 12,600円

※受験後1年間は5,846円(リピート受験割引制度)。
※参考1:「TOEIC Listening & Reading Test申込方法・受験料」(https://www.iibc-global.org/toeic/test/lr/flow.html)
※参考2:「TOEIC Speaking & Writing Test申込方法・受験料」(https://www.iibc-global.org/toeic/test/sw/guide01_03.html)
※参考3:「2021年度検定料のお知らせ」(https://www.eiken.or.jp/association/info/2021/pdf/20210205_info_eikenfees2021_1.pdf

公開テストとIPテストの違いは?

公開テストは国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)が管理・運営するテストです。

IPテストはIIBCに認定された団体(学校・企業など)が管理・運営するテストです。

L&Rテストについて、主な違いを一覧にしています。

  公開テスト IPテスト
運営・管理 IIBC 団体
申込み 個人or団体 団体
受験料 6,490円 4,230円
テスト会場 IIBC指定 団体指定
テスト内容 新たに作成された
問題
過去に公開テストで
出題された問題
テスト結果 公式認定証 スコアレポート
発送予定日 約1ヵ月後 5営業日後

テスト形式(2時間990点満点)は変わりませんが、テスト内容は異なります。

IPテストの場合は過去に出題された問題が再利用されます(これにより、既に確立した公開テストデータを基に、迅速に受験者の成績が算出される仕組みです)。

前述の通り過去問は公開されていませんし、2時間200問ものテストですので、過去に公開テストを受けていても特段有利になることはないという判断がなされているようです。

参考:「公開テスト よくあるご質問」(https://faq.iibc-global.org/faq/show/2826?back=front%2Fcategory%3Ashow&category_id=410&page=1&site_domain=default&sort=sort_access&sort_order=desc)

公式認定証とスコアレポートの違いは?

公開テスト受験者には公式認定証が届きますが、IPテスト受験者にはスコアレポートが届きます。

TOEICスコアを利用して受験や就職活動をする場合、提出先によっては「スコアレポート」ではなく「公式認定証」を提出しないといけない場合もあるようですので、申込み前によくご確認ください。

※参考:「TOEIC Listening & Reading Testの受験制度」(https://www.iibc-global.org/toeic/corpo/guide/toeic.html)

オンライン受験はできるの?

公開テストはオンラインで受験することはできませんが、IPテストにはオンライン版のL&Rテストがあります。

テスト時間は従来の半分の1時間で、スコアはテスト後すぐに確認することができます。

受験料は通常のIPテストと同じ4,230円(税込)です。

※参考:「TOEIC Program IPテスト(オンライン)」(https://www.iibc-global.org/toeic/corpo/guide/toeic/online_program.html)

おすすめの勉強法は?

費用を最低限に抑えたい人

古本の問題集や参考書を購入して独学するしかありません。

大学受験で英語が得意科目だった人は600点くらいまではすぐに到達するでしょう。

しかし、大学受験で英語が苦手だった人にとっては600点はかなり高い壁に感じるかもしれません。

ただ、コツコツ積み上げていく時間さえあれば誰でも成長できます。

一定のスコア取得が急務ではない人、時間に余裕のある人は独学でも問題ないでしょう。

多少の出費は仕方ないという人

横浜市立大学は3年生への進級要件としてTOEIC600点を求めており、これに満たない学生は容赦なく留年となります。

就職活動においても、730点や860点など、比較的高得点での採用条件を掲げる企業も少なくありません。

このように、ある一定の期間でスコアを伸ばさなければならない人は多いでしょう。

そのような場合、独学では間に合わないという人が必ず出てきます。

あくまで目安ではありますが、現状が300~400点台の人でも、1年ほどしっかり勉強すれば600点を超えることはそこまで難しくありません。

ただし、そのくらいのスコアの人は英語の学習習慣がなく、高校時代までにほとんど英語の勉強をしていない場合が多いです。

そういう人が一人で1年間勉強し続けるのはほぼ不可能ですし、たとえ続けられたとしても効率の悪い勉強法になってしまい、結果として目標スコアに届かない可能性が高いです。

そういう人は、ゆるやかに1年間のペースを保つためのペースメーカーを持つべきです。

スタディサプリENGLISHのTOEIC対策コース ベーシックプランであれば、月額2,980円(税別)で続けられます(申し込み時期によっては割引きがあるのでもう少しお得になります)。

7日間お試し無料なので、とりあえず試してみるといいでしょう。

スタサプTOEIC対策

※引用:https://eigosapuri.jp/promotions/ad/toeic/campaign/

講義動画の視聴・問題演習・単語クイズなどが使い放題で、日々のスキマ時間にスマホですぐに勉強できます。

まるでゲームアプリのような画面構成で、とても気楽に続けることができます。

日々やるべきことがわかりやすく、それまでの学習成果や学習時間を管理・蓄積してくれますので、成長を実感しやすいのも嬉しいですね。

とまあ、まるで宣伝文句のような言葉が並びましたが、英語塾講師の立場から見ても本当によくできています。

本来は有料の「日常英会話コース」が無料で使えるのもいいですね。これからの時代、英語は話せないと始まりませんから。

TOEIC対策専門塾などもありますが、どうしても出費が大きくなりがちです。

節約したい人はスタディサプリENGLISHのTOEIC対策コース ベーシックプランをぜひ検討してみてください。

お金を払うことによって「絶対に元を取ってやる」とやる気スイッチが入る人も多いです。多少の出費は将来の自分への投資だと考えると良いでしょう。

とにかく短期間でスコアアップを目指したい人

「あと3ヶ月で200点上げないといけない!」

それくらい余裕のない人にはスタディサプリENGLISH パーソナルコーチプラントライズ】TOEIC(R)徹底対策プログラムような、はっきり言って高価なサービスを利用する必要があるかもしれません。

スタディサプリENGLISH パーソナルコーチプランは、3ヶ月プログラムで68,000円(税抜)、月々分割の場合22,666円(税抜)です。

スタサプコーチング

※引用:https://eigosapuri.jp/promotions/ad/personal-coach/campaign/

トライズ TOEIC(R)徹底対策プログラムは、リーディングに特化したプログラムですが、こちらは2ヶ月で277,800円(税抜)です。

トライズ

※引用:https://toraiz.jp/toeic/lp/t02/?argument=cHSC3K76&dmai=a600811ab5b799

いずれもコーチング、つまり担任制をウリにしています。日本人の英語講師がマンツーマンであなたの英語力を伸ばす手伝いをしてくれるということです。

スタディサプリのほうが良心的な価格ではありますが、それでも機械ではなく人を動かすのですからそれなりの出費となります。

時期によってはある程度割引きがあるでしょうが、ここまで追いつめられる前に勉強を始めていきたいですね。

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