前回こんな記事↓を書きました。
この中で私は、
「今の日本では誰もが英語を使わざるを得ない状況に出くわす可能性が急上昇している」
と書きました(一字一句同じではないかもしれませんが)。
また同時に、
「中学生レベルの英語力で英会話はちゃんと成立させられる」
とも書きました。
そこで、次のようなニュース記事が目に入りましたので、以下に一部を引用します。
中学生がお手柄、英語で迷子保護
交番に案内、男児を親元へ
「Let’s go home!(家へ帰ろう)」。福井市の中学3年生2人が、迷子になっていた外国生まれの男児(7)の保護に貢献した。日本語が通じなかったため、学校で習った英語を駆使して近くの交番に案内、男児は親元に戻った。2人の適切な対応と正義感が早期解決につながったとして、県警福井署は27日に感謝状を贈る。2人は「男の子が無事家族と会えてよかった」と喜んでいる。
(全文は右下のリンクからどうぞ)
これぞコミュニケーション。しっかりお互いの意思が通じ合っていますね。
たとえこの中3生2人の発音や文法などに間違いがあったとしても、結果的に目的を果たしたのですから、そんなことは全然気にする必要はありません。
重要なのは、少なくとも”go home”や、直接書かれてはいませんが”Where is your house?”などの表現を覚えていたことだけです。
日本の英語教育はしっかり教えていますし、しっかり学習していれば中3生のレベルでかなりいろいろな情報を伝達しあうことができます。
中学高校6年間英語を勉強したのに会話ができないなどと言わず、こういった場面で英語でコミュニケーションがとれるかどうかを考えてみましょう。
たぶん、多くの人が「これくらいならなんとか・・・」と思ったはずです。
そして、そうであればあなたは英会話ができる人です。
冒頭で出した前回の記事にも書きましたが、
「想像する英会話のレベルを下げましょう」
話し方がたどたどしいとか、文法が怪しいとか、そんなことは置いておいて、お互いの目的を果たすための道具として使えるかだけを考えましょう。
そして、使えるのであれば、あなたは十分英会話ができる人です。
とにかく、日本人はむやみやたらに英会話のハードルを上げすぎて、勝手に自信を失くしてしまいます。
まずは自信を取り戻してください。中高6年間勉強した知識は十分役に立ちますよ!
そして、このような場面をうらやましく思った人もいるかもしれません。
学校の授業や英会話学校などのような雰囲気だと「間違えたら恥ずかしい」という雰囲気にのまれてしまって何も喋れないけど、この場面なら喋れそう、と思いませんか?
そういう人は、環境が許すのであれば、少し本気を出して英会話の勉強を始めてはどうでしょう?
中学高校6年間に多少でも身につけた知識は意外と残っているものですし、使いたいと思う意欲があれば、あとは場所を見つけるだけです。
せっかく英会話を身につけても、どうせ日本にいたら話す機会なんてないし、なんて思っているようでは、今後のチャンスを逃しかねませんよ。
繰り返しますが、今の日本は確実にグローバル化してきています。
英語を使った仕事の需要も増大していますし、一見英語が必要なさそうに見えても、仕事は人間関係によって生まれるものですから、同僚や取引相手、顧客など、どこかしらに英語ネイティブが紛れ込んでもおかしくないのです。
なんだか宣伝のような記事になりつつありますが、私は別に何か特定の教材や学校を紹介するつもりはありません。本業は予備校講師ですから(今のところ)。
とにかく、英会話ができるかどうかを考えるとき、想定するのは帰国子女やハーフがペラペラ話している場面ではなく、このニュース記事のような場面です!
そこで必要な英語が使えるのであれば、あなたは英会話ができる人です。
大事なことなので2回言いました。
日本人はちゃんと教育を受けているから、英語でコミュニケーションができます!
英語に自信を持て、日本人!
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