文部科学省は1月31日、同省のウェブサイト上で「大学入学共通テストの本試験及び追試験を受験できなかった皆さんへ」と題する末松信介文科省のメッセージを掲載しました。
要約すると、「コロナに感染して共通テストが本試験・追試験ともに受験できなかった人は、志望する大学に相談して受けられるようにしてもらってください」ということです。
大学入学共通テストの本試験及び追試験を受験できなかった皆さんへ
令和4年1月31日(月曜日)
教育新型コロナウイルス感染症に罹患したり、濃厚接触者となってしまったために、大学入学共通テストを受験できなかった皆さん。これまで相当の準備と努力を重ね、本番に臨もうとしてこられたのだと思います。皆さん自身が一番悔しい思いをされていることでしょう。
文部科学省では、受験生の皆さんが万が一感染することがあっても、受験機会自体を失うことができる限りないよう、共通テストを受験できなかった場合には、各大学の個別試験で皆さんの合否を判定してもらえるよう、各大学にとり得る方策の検討を要請してきました。皆さんからの相談を受け付ける窓口の設置についてもお願いしています。
共通テストを課している大学を志願されている皆さんは、それぞれ志望する大学に直接問い合わせてください。罹患した場合などには医師の診断書の提出が、濃厚接触者であった場合には保健所の名称等の自己申告が求められると思いますが、それも含めて大学に相談してください。
これからも受験シーズンは続きます。困難な環境の中ではありますが、皆さんの頑張りを応援しています。
令和4年1月31日
文部科学大臣 末松 信介(https://www.mext.go.jp/b_menu/daijin/detail/mext_00235.html)
ちょっと気になったのは以下の部分。
- 問い合わせは各自で行ってください。
- 窓口が設置されているかどうかは知りません。
- 個別試験で合否判定してくれるかどうかも知りません。
う~ん・・・もちろん要望を出すことも文科省の仕事の一つなのはわかるんですが、もうちょっと他にできることはなかったのでしょうか・・・。
長い間この時に向けて準備をしてきている受験生と、行き当たりばったり感満載の文科省・・・。
メッセージの冒頭の、まるで「受験生の気持ちはよくわかりますよ」といわんばかりのアピールが、何とも空しく響いているように感じます。
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