次の記事は記述式採点の非現実的さを定量的観点から批判しているものです。
抜粋にはやや中略が多くなっていますが、これはオリジナルの方では現行の中学受験や大学入試2次試験などについても触れているためです。
とても興味深い内容ですので、ぜひ元記事をお読みください。
以下引用
AIの原理から考える入試の平等性
(中略)
定量評価は実施により、モデルにより異なりますが、いま答案を点と考え、それらを結ぶ辺や対角線で考えると、2つの答案の比較は1本の線で結ぶことで可能になります。
3つの点なら3本の辺で済みますが、4つの答案の相互比較を考えると4本の辺のほかに2つの対角線、つまり6つのリンクの検討が必要になります。5つになると5本の辺のほかにもう5本の対角線で10本・・・と急激に増えていきます。
一般にn角形の対角線の本数は n(n-3)/ 2 で与えられますから、辺の数を加えるとリンクの総数Lとして
L(n)= n+ {n(n-3)/2}
となり、(中略)仮に50万人の入試で、事後確率的に平等な採点を考えるなら
L(50万)=1.25×10^11 =125,000,000,000
1250億リンク程度の手間を覚悟しておくことが必要となるかと思います。
(中略)
この手間を採点人件費のコストとして読み代えるなら、(中略)1250億円が必要、(中略)学生バイトによる人海戦術などで対処して公正公平な採点を考えるなら採点期間は下手をすると(中略)2年近くの時間を要することも覚悟せねばならないかもしれない。
出典:https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/58181
本当に、どこの誰がセンター試験にかわって記述式を導入しようとしたのか、なんとしても明らかにしてほしいものです。その本人の口から、どうやったら公平で平等な採点が可能であるかを説明してほしいですね。
ベネッセとの関係性が取り沙汰されてもいることですし、本質(=受験生の将来および教育の質)を置き去りにして、金銭的な利害関係者に配慮された仕組みとしての改革と言われても仕方のない状況です。
この問題に関与しているとみられる歴代文部科学大臣と民間企業の責任者を全員証人喚問し、徹底的に追及すべきだと思います。
教育を破壊する愚策を強行しようとするのはもうやめにして、開かれた場で、専門家の意見をしっかりと取り入れ、生徒・保護者・教育関係者の全員が納得できる制度を改めて作り直すべきです。
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