立教大学は得点調整を行うか
はい、行います。
2021年度入学試験要項には次のように記載されています。
Ⅻ.Q&A
合格者発表について
Q.合否判定や合格発表はどのように行うのですか。
A.一般入試( 2 月11日の文学部を除く)の合否判定は、日程ごとに定員や合格最低点等を定めず、受験した日程や選択科目により有利・不利が生じないよう得点を調整したうえで、 各試験日程の成績に対して行います。
また、大学公式サイトのよくある質問の中で、以下のような質問と回答が掲載されています。
1.入試制度について
1-1.入試制度の概要について
Q.一般入試の選択科目は、どのように採点されますか。
A.各科目の平均点を基準として均一化し相対的に評価する偏差値法を用いて得点処理をし、合否判定を行っています。偏差値法は、各科目で平均点を偏差値50とし、受験者の点数の広がり・分散をもとに、各受験者の点数が平均点と比べてどの程度離れているかを数値化するものです。
ということで、立教大学は「偏差値法」という方法で得点調整を行っていることがわかりました。
計算方法は?
得点調整があるなら、どのような計算式で算出されているか知りたいという人は多いと思います。
そんなときは、次の大学をチェックしましょう。
たとえば早稲田大学は「成績標準化」という名称で得点調整を実施しています。
大学は計算式を公表していませんが、しばしば予備校などで用いられている計算式については、下記の記事で紹介しています。
また、関西大学では「中央値方式」と「標準得点方式」という方法で得点調整を行っており、その計算式を大学が公表しています。
残念なことに立教大学は合格最低点を公表していないため直接的に利用することはできませんが、同じMARCHである青山学院大学や中央大学などの、偏差値法を採用している(と思われる)大学の過去問を解く際は参考にしましょう。
(参考)難関私大の合格最低点推移
(参考)立教大学の倍率推移
※立教大学は合格最低点を公表していないため、参考として受験者数・合格者数・倍率などの推移を掲載しています。
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