グローバル教養学部
2019年4月、立命館大学が新学部『グローバル教養学部』を開設するとのことです。
学科は同名の『グローバル教養学科』1つです。
立命館大学の授業に加えてオーストラリア国立大学(ANU)の教員による授業を受けることができ、立命館大学の学士(グローバル教養学)とあわせてANUからの学士(アジア太平洋学)を取得することができます。
※4月入学の場合、ANUの授業は2~4年目に受講可能。3年目は実際にオーストラリアに滞在して受講する。
ただし、出願要件として英語外部資格試験を一定レベル以上取得している必要があり、ハードルは高めです。
入試初年度というのは情報が少ないため、基本的に受験生が少ない傾向にあります。
このチャンスにしっかりとチェックしておきましょう。
オーストラリア国立大学(ANU)とは
オーストラリア国立大学(The Australian National University, ANU)は、オーストラリアの首都キャンベラに位置する国内唯一の国立大学です。
2019年のQS世界大学ランキングにおいて第24位となっています(ちなみに東京大学は第23位、立命館大学は801-1000位)。
公式ウェブサイト
-公式サイトより抜粋-
すべての授業を英語で学ぶ
グローバル教養学部は、すべての科目を英語で学ぶAll Englishのカリキュラムです。多様な国際的背景を持つ教員および学生とともに行う濃密なアカデミック・コミュニケーションを通じて、多文化的な環境において英語で実務を遂行する力が鍛え上げられます。また哲学や倫理学、統計学やプログラミングなど、グローバル教養学のベースにおかれている学びのコンテンツは、表層的な英語力にとどまらない、豊かな言語運用力を育みます。
出典:http://www.ritsumei.ac.jp/gla/education/features/
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キャンパス
大阪いばらきキャンパス
(経営・政策科・総合心理学部あり)
〒567-8570
大阪府茨木市岩倉町2-150
学費
年次 | 名目 | 費用(日本円) |
---|---|---|
1年次 | 入学金 | 0,300,000 |
春学期授業料 | 1,150,000 | |
秋学期授業料 | 1,150,000 | |
年間計 | 2,600,000 | |
2年次 以降 |
春学期授業料 | 1,150,000 |
秋学期授業料 | 1,150,000 | |
年間計 | 2,300,000 |
※上記のほか、別途諸会費あり。
募集人数
一般入試 | 募集人数 | |
---|---|---|
「センター試験+面接」方式 | 2 |
※上記のほか、AO入試および特別入試あり。
入試スケジュール
出願期間(インターネット) | 試験日 | 合格発表日 |
---|---|---|
1/7(10:00)~1/26(23:00) | 2/9 | 2/18(13:00) |
※センター試験(1/19, 1/20)の受験必須。
※出願書類は郵送(出願期間最終日消印有効)。
入試科目・配点等
センター試験受験教科・科目 | 配点 | ||
---|---|---|---|
外国語 | 「英語」「ドイツ語」「フランス語」「中国語」「韓国語」 | 高得点 3科目 を採用 |
合計 600点 (各200点) |
国語 | 「国語」(近代以降の文章のみ) | ||
数学 | 「数学Ⅰ・数学A」、「数学Ⅱ・数学B」 | ||
公民 | 「現代社会」、「倫理」、「政治・経済」、「倫理、政治・経済」 | ||
地理歴史 | 「日本史B」、「世界史B」、「地理B」 | ||
理科 | 『「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」から2科目』、「物理」、「化学」、「生物」、「地学」 |
※理科:『「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」2科目』は1科目と見なします。
大学独自試験 | |
---|---|
面接(英語) | 試験日に持参する「志望理由書」の内容等に関する質疑応答 |
出願条件
出願条件:以下の1~5のいずれかを出願時点で取得しており、証明書によってそのスコアを証明できる者
- IELTS(Academic Module): Overall Band Score6.0以上(各コンポーネント5.5以上)
- TOEFL® PBT: 550点以上(TWE®テスト4.0以上)
- TOEFL® iBT: 68点以上(Writingセクション18点以上)
- Cambridge C1 Advanced(CAE): Overall Score169点以上(各サブスキル162点以上)
- PTEアカデミック: Overall Score57以上(各コミュニケーションスキル50以上)
※TOEFL ITPは対象となりません。
※各試験の成績評価は、出願開始日よりさかのぼって2年以内に受験したものを有効とします。
※TEAP以外の証明書有効期限は出願期間末日より2年以内のもの。
※中等教育課程を英語で履修した場合等で、別途定めている基準を満たす者は、英語外部資格試験の証明書の提出が不要になる場合があります。最新の詳細は、以下のURLを確認してください。
https://policies.anu.edu.au/ppl/document/ANUP_000408(ANU)
出願にあたっての留意点
-入試要項より抜粋-
ANUの課程を学ぶためには、1回生配当科目32単位分の履修終了時に、「イングリッシュ・ハードル」(2018年10月時点の基準でTOEFL iBT®テスト80点以上等、今後変更される可能性があります)を満たし、かつ「アカデミック・ハードル」としてANUのGPA換算で4.000以上(本学でいうC以上の評価)という条件を満たす必要があります。
なお、「アカデミック・ハードル」は、繰り返しチャレンジできるものではなく、1回生配当科目32単位分の履修終了時の一回限りの判定となります。これらの基準に達しない場合は、デュアル・ディグリー・プログラムにおける履修を継続することは認められず、立命館大学が提供する科目のみからなるシングル・ディグリー・トラックにおいて、以降の学びを完成させることになります。
グローバル教養学部の入試対策
センター試験対策
上で示した表のとおり、指定科目のうち高得点3科目が採用され、各200点、600点満点となります。
そして、その合計得点が462点(得点率77%)以上であることが合格の必要条件と入試要項に明記されています。
よって、この条件を安全に突破するためにも、過去問や模試などで3科目合計80%以上を維持できるようにすべきです。
ただ、この学部に応募するからには英語が得意なはずですから、英語で点数を稼ぐことができればそこまで高いハードルでもないでしょう。
仮に英語で190点取ったとすれば、残り2科目で272点を取ればいいのです(462-190=272)。これは1科目あたりにすると136点(68%)ということで、70%に届かなくても大丈夫です。
英語以外の科目で負担が少ないのは「現代社会」または「倫理」、次いで「国語」(現代文のみ)でしょう。ただし、どうしても現代文が苦手であれば、数学、地歴、理科から1つ選ぶしかありません。
もちろん他学部や他大学との併願を考えているのであれば、そちらも含めた科目選びが必要です。なるべく余分な科目に時間を割かないようバランスをとりつつ、入試要項などを参照して選択肢を広く持てるようにしてください。
面接試験対策
入試要項によると、面接試験では以下の項目を重視しているとのことです。
- グローバル教養学部で学ぶ意欲と関心
- 他社と積極的に協働する学修態度
- 的確な表現でコミュニケーションを行う能力
- 自分の考えを明確に表現し、対話の中で適切に意志を伝える能力
面接では英語による志望理由書の内容等に関する質疑応答ですので、志望理由書を書く段階である程度想定問答集のようなものを作っておき、学校や塾の先生などと練習をすると良いでしょう。
なお、志望理由書を書く際に次の3つの質問に答えなければなりません。
- Why do you wish to study at the College of Global Liberal Arts ?
(なぜグローバル教養学部で学びたいのか) - What do you wish to study at the College of Global Liberal Arts ?
(グローバル教養学部で何を学びたいのか) - How would you like to contribute to our program and / or to your class ?
(本学のプログラムや授業に対しどのように貢献したいのか)
以上について、黒のペンかボールペンで手書きで記入します。
記入欄が狭いため語数としては多くても70語程度しか書けないと思われます。これはかなり少ないため、しっかりと内容を絞って的確に書く必要があります。
※あまりギュウギュウ詰めに書くと読みにくくなり、注意書きのPlease ensure legibility.に違反することになるので注意。
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