英語の勉強で誰しも苦労するであろう単語暗記。東大合格者も例外ではありません。
彼ら彼女らは、いったいどのようにして膨大な量の単語暗記に挑み、そして成功を収めているのでしょうか。
以下引用です。
英語の勉強法は「音読」
英会話は子どもの頃から習っていたのですが、大学受験に必要な勉強とはまた別でしたね(笑)。
英語については特に苦手も得意もなく普通だったものの、単語を覚えることが苦手でした。ただ、私が中学1~2年の頃からずっと行っていた塾では、一般的な塾と違って、単語を覚えるのに単語帳ではなく「音読」を推奨していました。
「授業で精読した英文を、1週間ずっと復習し続けなさい」という方針で、次の授業までの間に暗唱できるようになるまで音読していました。音読しているうちに脳が勝手に単語を拾って覚えるんです。「覚えている」という感覚はないものの、不思議と確かにどんどんわかる文章が増えていったので、受験の直前まで英文の音読は毎晩やっていました。寝る前に塾の教材の英文を1~2個くらい音読する。その塾の問題文に使われる英文は、実際のニュースや本からとっているような難しい文章も結構あったのも良かったです。
上記の塾での教え方は私の指導方針と完全に同一です。うちの塾ではないので別に宣伝ではありませんが、こうして結果を出してくれた人の記事を読むと、まるで自分のことのように嬉しくなります。
他の記事でも触れたかもしれませんが、生徒の英語力を測る上で最も信頼できる方法は初見の英文を音読させることです。
英語が不得意な生徒は、単語を1語ずつ切りながら読みます。リズムや抑揚はほぼ一定、すなわち棒読みであり、内容がほとんど頭に入っていないことがよく伝わってきます。
英語が得意な生徒は、意味のある単位ごとに複数の単語をまとめて読みます。また、少し複雑な部分に差し掛かると、速度を緩めたり、曖昧なまま読み進めて、意味が分かるとその部分に戻り、正しい抑揚で読み直したりします。
要するに、重要なのは能動的に英語を理解しようとする習慣がついているかどうかであり、この習慣を身に付けるためには、普段から英文読解の復習に音読を取り入れる必要があります。
普段の復習で音読すべき素材は、細部まで完全に理解できている英文です。これを音読し、きちんと内容に合わせたリズムと抑揚で読めるようになるまで繰り返すことが大切なのです。
そうすることで自然と重要な単語にも何度も触れられるため、単語暗記に苦労するというイメージは特に生まれないまま、いつの間にか重要単語を覚えてしまっている状態になっているのです。
この記事を書いている今は10月13日で、センター試験まであと約3ヵ月というところです。
まだ十分間に合います。
英語の勉強について半分諦めてしまっている人も、ここは一つ騙されたと思って、理解できている英文をスラスラ読めるようになるまで音読する、という学習法をぜひ取り入れてみてください。
きっと、最後の切り札として最高の働きをしてくれるはずです。
読むべき英文がわからないという人や、音読のお手本が聞きたいという人は、こちらの問題集から自分のレベルに合うものを一冊選んでとりあえずやってみるといいでしょう。
それでは、成功をお祈りしています!
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