大きな数は英語で何と言う？読み方のルールを徹底解説！

one hundred (and) forty-nine million six hundred thousand

正解できましたか？

※(and)は省略可能です。

12までは固有の単語ですが、13から19は「数字＋teen」の形になります。

ただし、13（thirteen）と15（fifteen）は元の形（three、five）とは異なる点に注意が必要です。

0の読み方は3種類あります。

1. zero
2. oh（オー）
3. nought（ノート）

「oh」は主に十の位の0や、電話番号・部屋番号など、識別のために割り当てられた番号などを読む際によく言います。

例．西暦：1902［nineteen oh two］
例．電話番号：090［oh nine oh］
例．部屋番号：102［one oh two］

「nought」は主にイギリス英語で0を nought と読む場合があります。

例．0.25［nought point two five］

例．A million is a 1 with 6 noughts after it.
例．「100万は1の後に0が6個続く。」

21以上の2桁の数字で末尾が0でない場合、間にハイフン(-)を入れるのが正しい表記です。

例：77［✔ seventy-seven］
例：77［× seventy seven］

4は four、14は fourteen ですが、40は forty です。uがないことに注意しましょう。

例：40［✔ forty］
例：40［× fourty］

これは0～99に限った話ではありませんが、英文を書く際、文頭が数字になる場合は何ケタであろうと単語で書く、という決まりがあります。

200以降でも hundred は複数形にはならず、two hundred、three hundred となっていきます。

例：500［✔ five hundred］
例：500［× five hundreds］

ただし、hundreds of ～「数百の～；何百もの～」という表現はありますので注意して下さい。この場合 hundreds の前に数字は来ません。

イギリス英語では and を入れますが、アメリカ英語では and を入れません。

イギリス英語では two hundred ten は「210」という1つの数字ですが、アメリカ英語では「200と10」という2つの数字を表します。

英米どちらの英語のルールを使うかは本人の好みでかまわないと思いますが、気まぐれに and を入れたり略したりするのは混乱の元になるのでやめましょう。

日常会話では基本的に a hundred と言い、one hundred は明確に他と区別したいときや、銀行業務等で数字の正確さを第一にしたい場面で使われます。

なお、a は数字の頭にのみ使えます。1,100などのように百の位より上の位がある場合は a hundred は使えません。

例：1,100［✔ a thousand one hundred］
例：1,100［✔ one thousand one hundred］
例：1,100［× a thousand a hundred］
例：1,100［× one thousand a hundred］

hundred と同じく thousand も複数形にはならず、two thousand、three thousand となっていきます。

例：5,000［✔ five thousand］
例：5,000［× five thousands］

ただし、これも hundred と同じですが、thousands of ～「数千の～；何千もの～」という表現はありますので注意してください。この場合 thousands の前に数字は来ません。

上の表中の1,100や9,999などのように、千の位の数字の直後に百の位の数字がある場合は and は入れません。これは英米の違いとは無関係であり、and を入れるのは明確に誤りです。

ただし、1,001や2,050など、百の位がとばされる場合、イギリス英語では and が入ります。

a hundred か one hundred かで書いた説明がそのまま当てはまります。

基本は a thousand と言い、正確さを期する場合や千より上の位がある場合は one thousand と言います。

4ケタの数であっても thousand を使わず、2ケタ＋hundred で表す言い方もあります。

これは、たとえば1,100を eleven hundred、1,200を twelve hundred と言うということです（末尾は00でなくてもかまいません）。

ただし、この言い方は基本的に1,999までです。2,000以上での使用例は多くありません。

4ケタ以上の数を数字で表す場合、1,100 などのようにコンマが打たれるのが普通です。

人によっては単語で書く場合も同じ場所にコンマを打ち、one thousand, one hundredとすることもあります（末尾が000でない場合）。

ただし、これは完全に好みの問題なので、書かなくても特に問題はありません。

なお、余談ですが、数字の区切りにコンマではなくピリオドやアポストロフィ、スペースを使う国もあります。

ピリオドは主にドイツ、イタリア、スペインなどのヨーロッパ圏、スペースは主にフランス、カナダ、ロシアなどで用いられているようです。

英語に「万」の概念は存在しません。

代わりに ten thousand と one hundred thousand、すなわち「10千」と「100千」を使います。

日本人が慣れるのはかなり時間のかかるところです。普段から独り言でブツブツと繰り返し反復練習する以外、反射的に英語が出るようになる方法はありません。

とにかく1万＝10千、10万＝100千です。頑張りましょう。

だいぶ数が大きくなりましたが、million 以降は英語の言い方に新しい変化はありません。

two million、three million となっても million は複数形にはなりませんが、millions of ～「数百万の～・何百万の」という表現ははあります。

上の表を見ればわかりますが、直後に thousand の部分が来る場合は英米ともに and は不要です。ただし、一気に十の位や一の位にとぶ場合はイギリス英語では and を入れます。