第3問A
問題と解答はこちら↓
正解・配点
問1[16]2(3点)
問2[17]3(3点)
和訳・解説
本文
あなたはシドニーにあるカンバーフォード大学に留学しています。あなたはクラスでキャンプに行くことになり、準備をするためにキャンピングクラブのニュースレターを読んでいます。
キャンプに行くの?これ読んで!!!
こんにちは、Kaitlynです。今回は、最近のクラブ旅行で得たキャンプにおける実践的な教訓を2つ紹介したいと思います。まず、バックパックを大きく3つに分けて、一番重いものをミドルの段に入れてバランスをとることです。次に、より使用頻度の高い日用品はトップに入れること。つまり、寝袋はボトムに、食料、調理器具、テントはミドルに、そして衣類はトップに入れるということです。ほとんどのまともなバックパックにはすぐに取り出したい小物のための「ブレイン」(追加ポーチ)が付いています。
昨年は、夕方から野外で料理を作ったり食べたりして楽しく過ごしました。私はずっとキャンプファイアの近くに座っていたのですが、テントに戻るまでに凍えてしまっていました。寝る前に重ね着をしたんですが、それでもまだ寒いんです。すると友人に、重ね着したアウターを脱いで寝袋に詰めて、寝袋の隙間を塞ぐように言われました。こんな詰め込み技は初めて見ましたが、驚くほど一晩中暖かく過ごすことができたんですよ!
私のアドバイスが役に立って、暖かくて快適に過ごしてもらえたら嬉しいです。楽しいキャンプになりますように!
【解説】
昨年度は説明文と図が別々だったが、今年度は1つのページに収まったようだ。形式は同じと言ってよいだろう。特に難しいところはない。ケアレスミスにだけ注意しよう。
設問・選択肢
問1 もしあなたが Kaitlyn のアドバイスに従うなら、バックパックをどのように詰めればよいだろうか。
【解説】
上の段落に「食料、調理器具、テントはミドルに、衣類はトップに入れる」と書かれている。これに合致するのは2である。
問2 Kaitlyn によると、[17]は一晩中暖かく過ごすための最善の方法だ。
- テントから出ることを避けること
- キャンプファイアの横で熱い食事を食べること
- 寝袋の中の隙間を埋めること
- 予備の服を全て身に着けること
【解説】
下の段落に「予備の衣服で寝袋の隙間を埋めると一晩中暖かく過ごせるという方法を友人に教えてもらった」と書かれている。これに合致するのは3である。
第3問B
正解・配点
問1[18→21]3→4→2→1(3点)※完全解答
問2[22]3(3点)
問3[23]2(3点)
和訳・解説
本文
あなたの英語クラブでは学校祭で「アドベンチャールーム」を作ることになりました。あなたはアイディアを得るため、イギリス人の男性が作った部屋についてのブログ記事を読んでいます。
自分だけの「ホームアドベンチャー」を作ろう
私は昨年「アドベンチャールーム」の体験会に参加しました。実に楽しかったので、私は子どもたちにも1つ作ってやりました。ここでは、その作り方をご紹介します。
まず最初にテーマを決めます。私の息子たちはシャーロック・ホームズの大ファンなので、探偵ミステリーにしました。家族部屋の家具の配置を変え、手持ちの古い絵画やランプを加えて、舞台を整えました。
次に、ストーリーの筋書きを考えます。我が家では「チョコレート行方不明事件」になりました。これから子どもたちは「探偵」となって、消えた菓子の手掛かりを探すのです。
3つ目のステップは、パズルや課題をデザインすることです。有効なアイディアとして解決策から逆算するというものがあります。3桁の南京錠でロックされた箱を開けるという課題なら、3桁のコードの隠し方を考えてください。古本はメッセージを隠すのにうってつけです。さまざまなページの単語に下線を引いて謎の文章を作るのはとても楽しかったです。くれぐれも、パズルは最終ゴールに近づくにつれて、段階的に難しくなっていくようにするのをお忘れなく。気分を盛り上げるため、子どもたちに衣装を着てもらいました。長男は虫眼鏡を渡すと興奮し、さっそくシャーロック・ホームズのような振る舞いを始めました。その後、子どもたちは最初のヒントを探し始めました。
この「アドベンチャールーム」は私の家族のために特別に設計されたものなので、いくつかの課題は個人的なものにしてみました。最後の課題では、小さなカップをいくつか用意し、それぞれにプラスチックのシールを貼ってからヨーグルトで満たしました。探偵たちは底まで食べてヒントを見つけなければなりません。私の息子は2人ともヨーグルトを食べたがらなかったので、これは彼らにとって本当に大変なことでした。冒険の間、子供たちは完全に集中し、とても楽しんでいたので、来月もまた開催する予定です。
【解説】
筆者自身小学生の子供を持つ親として個人的に参考になった良記事。昨年度と同じく出来事の順序を追って理解する力を試す形式の問題となっている。way を使った eat their way(食べ進む)は少しレベルの高い表現かもしれないが、前後関係から推測は可能だろう。
設問・選択肢
問1 次の出来事を、それが起こった順に並べなさい。[18]→[19]→[20]→[21]
- 子どもたちが苦手な食べ物を食べた。
- 子どもたちがお菓子探しを始めた。
- 父親が自宅のリビングの内装を変えた。
- 父親が子どもたちに着るものを与えた。
【解説】
本文の流れと出来事の流れは同じなので、最初から順序良く読み進めていさえすればよい。特にひっかけなどの要素はない。
①イラストの下の段落に I rearranged the furniture in our family room(家族部屋の家具の配置を変えた)とある。family room はなじみのない言い方かもしれないが、living room とほぼ同じ意味である。これは3と合致する。
②16ページの最終文に I then had the children wear costumes.(子どもたちに衣装を着せた)とある。これは4に合致する
③17ページ上の段落の最終文に the children started to search for the first clue.(最初の手掛かりを見つけに出かけた)とある。この段落の1つ前の段落で筆者は一連の筋書きを The Case of the Missing Chocolates(チョコレート行方不明事件)と名付けていることから、最初の手掛かりを探し始めた段階で started seach for the sweets(お菓子探しを始めた)と見なすことは十分に可能であろう。これは2に合致する。
④最終段落に The “detectives” had to eat their way to the bottom to reveal the clues.(「探偵たち」は手掛かりを露わにするために底まで食べ進めなければならなかった)とある。続けて Neither of my kids would eat yogurt, so this truly was tough for them(私の子どもはどちらもヨーグルトを食べたがらなかったので実に大変な時間であった)とあるので、頑張って食べたのだろうと推測される。これは1に合致する。
以上より、3→4→2→1が正しい。
問2 もしあなたが自分自身の「冒険部屋」を作るためにこの父親のアドバイスに従うなら、[22]べきだ。
- 3文字の単語に集中する
- ランプの下に秘密のメッセージを残す
- 課題を徐々に難しくしていく
- シャーロック・ホームズのように振る舞う練習をする
【解説】
16ページ最終文の1つ前の文に Remember that the puzzles should get progressively more difficult near the final goal.(問題は最終ゴールの直前までだんだんと難しさが増すようにすべきだ)とある。これと合致するのは3である。
問3 この話から、あなたはこの父親は[23]ということを知った。
- お菓子を探すことに集中した
- 我が子のために特別な体験を作り出した
- 冒険ゲームの準備に困難が伴っていた
- その部屋の内装を変えるのにたくさんのお金を費やした
【解説】
父親がなぜ冒険部屋を作っているのかを考えればすぐにわかる問題。サービス問題と言える。全体を総合的に見て2が正しく、1、3、4については本文に記述がない。
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