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2021年1月16日 共テ英語リスニング第5問の解答・解説・和訳【解答速報】

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第5問

正解・配点

問27:2(3点)
問28:1(2点)※28・29で完全解答
問29:2
問30:5(2点)※30・31で完全解答
問31:4
問32:4(4点)
問33:1(4点)

和訳・解説

ワークシート

◯ 世界幸福度報告

・目的:幸福さ[27]を推進するため

・スカンディナビア諸国:継続的に幸福度世界一(2012年以降)

なぜ?⇒デンマークの生活様式「ヒュッゲ」

2016年に世界中へ伝播

◯「ヒュッゲ」の解釈

  一般的なヒュッゲのイメージ デンマークの実際のヒュッゲ
何であるか [28] [29]
どこにあるか [30] [31]
どのようなものか 特別なもの ありふれたもの

放送

【問27~32】

幸福とは何か。幸福でありながら持続的な発展を推進することは可能か。2012年以来、「世界幸福度報告」が国連の一機関から発行されています。これは、経済的持続可能性に対する新たな取り組みを、幸福さを主眼として創出することを目的とするものです。報告では、スカンディナビア諸国が一貫して地球上で最も幸福度の高い社会として格付けされていることが示されています。いったい何が彼らを幸福たらしめているのか。たとえばデンマークでは、しばしば余暇を他者とともに過ごします。このような環境がデンマーク人に幸福だと感じさせるのは、H、Y、G、G、E とつづる「ヒュッゲ」と呼ばれる伝統によるものです。ヒュッゲとは「居心地の良さ」や「快適さ」などの意味であって、愛されているという感覚を表現するものです。

この単語が世界的に知られるようになったのは2016年のことで、mindfulness(精神の平穏)や wellness(心身の健康)などと解釈されました。そして今、ヒュッゲは商業化の危機に瀕しています。ヒュッゲは、我々が一般的に思い描くような、キャンドルの灯りに照らされた部屋や、手縫いの毛布を備えた居心地の良い寝室などといった物質的なものに関することではありません。実際のヒュッゲはどこにでも生まれます。公の場でも、私的な空間でも、屋内にも屋外にも、そしてキャンドルがあろうとなかろうと、です。ヒュッゲの要点は、ごく平凡で基本的な作業を有意義で楽しいものにしつつ、愛する人々とのつながりのある生活を送ることなのです。

生活の中にある些細で「ヒュッゲ的な」物事に価値を見出すことにデンマーク人が長けているのは、もしかすると生活必需品について思い悩むことがないからなのかもしれません。デンマーク人は自らの収入の30~50パーセントを税金を支払うことを厭わないのです。これほど多くの税金は、医療と教育を無料で提供する優れた福祉制度のために支払われるものです。いったん基本的な需要が満たされれば、所持金が増すことで幸福さが増すとは限りません。アメリカなど一部の国では貨幣や有体物が非常に高く評価されるようですが、デンマーク人は社会的交流、すなわち人付き合いのほうに重きを置いているのです。それにもかかわらず、OECD(経済協力開発機構)によれば、デンマークの生産性は平均よりも上なのです。

【解説】
講義形式の本格的な長文であり、読解問題としてもなかなかの難易度の文章を聞き取らなければならない。ただし、ワークシートと設問にしっかりと目を通すことで聞き取るべき箇所はあらかじめ絞り込めるため、見た目ほど難しいわけではない。どちらかと言えば事前準備がどれだけできたか、言い換えれば読解の速度と正確さが重要な形式である。

【語句】
・world happiness report「世界幸福度報告」
・purpose「目的」
・promote OOを推進する」
・well-being「幸福」※happinessの類義語で、主として「精神的、身体的、社会的に良好な状態」を意味するとされる。
・consistently「一貫して」
・spread「広がる」
・interpretation「解釈」
・ordinary「平凡な/ごくありふれた」
・sustainable「持続可能な」
・development「発展」
・issue OOを発行する」
・United Nations「国際連合」
・organization「組織/団体」
・approach「接近/取り組み方」
・economic「経済的な」
・sustainability「持続可能性」
・for the sake of OOの(利益の)ために」
・society「社会」
・leisure time「余暇」
・spend OOを過ごす」
・environment「環境」
・Danish「デンマークの」
・thanks to OOのおかげで」
・tradition「伝統」
・coziness「居心地の良さ」
・comfort「快適さ」
・describe OOを説明する」
・well-known「よく知られた」
・worldwide「世界規模で」
・mindfulness「精神の平穏」
・wellness「心身の健康」
・at risk「危機に瀕して」
・commercialize OOを商業化する/Oを金儲けに利用する」
・material「物質的な」⇔ mental「精神的な」
・candlelit「キャンドルに照らされた」
・cozy「居心地の良い」
・hand-knit「手縫いの」
・blanket「毛布」
・connect A with BABにつなぐ」
・essential「基礎的な/不可欠の」
・meaningful「有意義な」
・joyful「楽しい」
・perhaps「ひょっとすると」
・appreciate OOの価値を見出す」
・necessity「必需品/必要性」
・willingly「厭わずに」
・income「収入」
・tax「税」
・welfare「福祉」
・provide OOを提供する」
・healthcare「医療」
・education「教育」
・once SV「いったんSVすると」
・need「需要/必要性」
・guarantee OOを保証する」
・value OOを高く評価する」
・place A on BABに置く」
・socializing「人付き合い/交流」
・nevertheless「それにもかかわらず」
・above-average「平均より上の」
・productivity「生産性」
・according to OOによると」

設問・選択肢

【問27】

  1. を超えた持続可能な発展目標
  2. を支える持続可能経済
  3. のための持続可能な自然環境
  4. に異議を唱える持続可能な社会

【解説】
空所[27]の位置から、promote(推進する)の目的語になると同時に happiness and well-being(どちらも「幸福さ」の意)を目的語とする見方で選択肢の意味を取らなければいけないため、比較的高度な読解力を要求する問題である。

放送の初めの方で「世界幸福度報告は、国連の一機関によって、経済的持続可能性に対する新たな取り組みを、幸福さを主眼として創出するために発行されている」と言っているので 2 が正しい。長い文だが、 economic(経済的な)を聞き逃さなければ正解するのは難しくない。

【語句】
・goal「目標」
・beyond OOを超えて」
・support OOを支える」
・challenge OOに異議を唱える」

【問28~31】

  1. 商品
  2. 関係
  3. 作業
  4. すべての場所に
  5. 屋内の
  6. 屋外の

【解説】
まず、[28]と[29]は What に該当する答え、つまり名詞でなくてはならない。すると選択肢の 1 ~ 3 から選ぶことになる。放送では「ヒュッゲは、我々が一般的に思い描くような、物質的なものに関することではない」と述べられているので[28]は 1 である。

さらに、「ヒュッゲの要点は、ごく平凡で基本的な作業を有意義で楽しいものにしつつ、愛する人々とのつながりのある生活を送ることだ。」という部分から connected(つながっている)に焦点を当てれば、[29]には 2 が正しいと判断することができる。

次に[30]と[31]は Where なので場所を答える。一般的なイメージについて、放送では「キャンドルの灯りに照らされた部屋や、手縫いの毛布を備えた居心地の良い寝室」といった具体例を挙げており、いずれも屋内のことなので[30]は 5 が正しい。

そして、「実際のヒュッゲはどこにでも生じる」とのことなので[31]は 4 が正しい。

[28]と[29]、[30]と[31]はどちらも両方正解の場合のみ得点となるので、より正確な聞き取りが求められている。とはいえ聞き取るべき箇所は複数にまたがっているわけでもなく、そのため聞き取る量自体も多くはないので、難易度はさほど高くはない。

【語句】
・discount OOを値引きする」
・basically「基本的に」
・rate「率」
・depend on OOに依存する」
・release date「発売日」
・release OOを発売する」
・reduce OOを減らす」
・recently「最近」
・regardless of OOにかかわらず」

【問32】

  1. デンマーク人は生活水準を維持するため重税に反対している。
  2. デンマーク人は生活必需品よりも社会的交流に多くのお金を費やす。
  3. デンマーク人の収入は高く、贅沢な暮らしを奨励するのに十分である。
  4. デンマーク人は福祉制度のおかげで有意義な生活を送ることができる。

【解説】
放送では、「デンマーク人は自らの収入の30~50パーセントを税金を支払うことを厭わない」とあるので 1 は誤り。

放送では、「デンマーク人は社会的交流に重きを置く」とは言っているものの、費やす額には触れていないため 2 も誤り。

放送では、「いったん基本的な需要が満たされれば、所持金が増すことで幸福さが増すとは限らない」と述べており、高収入であるとは言っていないため 3 も誤り。

放送では、「ヒュッゲの要点はごく平凡で基本的な作業を有意義で楽しいものにする」ことであるとし、「些細で「ヒュッゲ的な」物事に価値を見出すことに長けているのは、生活必需品について思い悩むことがないからなのかもしれない」と述べている。さらに、生活必需品について思い悩まなくてすむのは「優れた福祉制度がある」と述べているため、4はこれに合致する。

どこか1ヵ所に絞った理解では正解の根拠を見つけることができない問題である。とはいえ、税率の高さや福祉制度の充実といった背景知識は有名なものなので、それだけで選択肢を選ぶ人もいたに違いない。そういう意味でややリスニング力を測る問題としては物足りなさが残る。

【語句】
・against OOに反対して」
・maintain OOを維持する」
・standard「基準/水準」
・encourage O「Oを奨励する」
・allow O toVOVするのを許す」

放送(続き)

これはOECDのデータを基にしたグラフです。デンマークの人々は仕事よりもプライベートに重きを置いていますが、彼らの生産量が少ないわけではありません。OECDは、一定時間を超えた残業は生産性の低下につながるということを発見しました。あなたはどう思いますか。

【問33】
※グラフ省略

  1. デンマークの人々は残業が少な目である一方で生産性は維持している。
  2. デンマークの人々は、収入が保証されているにもかかわらず、より多くの仕事をすることを楽しむ。
  3. OECD加盟国の人々は残業時間が長いので生産性も高い。
  4. アメリカ合衆国の人々は、支出の多い生活をしているが余暇に割く時間は最も多い。

【解説】
グラフによれば、デンマーク人の残業時間が最も短いことがわかる。これに加え、放送では「生産量が少ないわけではない」と述べられているので 1 が正しい。

【語句】
・value A over BBよりAを重視する」
・produce OOを生産する」
・certain「ある/一定の」
・work overtime「残業をする」
・lead to OOにつながる」
・productivity「生産(性)」
・maintain OOを維持する」
・even though SVSVにもかかわらず」

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