中央大学は得点調整を行うか
はい、行います。
大学公式サイトのよくある質問の中で、以下のような質問と回答が掲載されています。
Q.得点を偏差点で調整することがあると聞きましたが、それはどういうものですか?
A.得点を偏差点で調整することの目的は、以下の2点です。
1. 選択科目間の有利・不利を是正するため
例えば、Aさんは日本史Bを選択し70点、Bさんは世界史Bを選択し60点だったとします。但し、日本史Bについてはその日出題された問題が平易で、受験者平均点が80点、世界史Bについては問題が難しく、平均点が40点だった場合、偏差点処理を行い、AさんとBさんの選択科目に有利、不利がないように「等価調整」を行います。
2. より配点に応じた合否判定を行うため
英語の配点が150点、国語が100点、選択科目が100点の場合、英語が極端に難しくて150点の配点の意味を損なう可能性があるとき(配点が150点で平均点が60点、他の科目は配点が100点で平均点が60点だった場合等)、150点の配点の重みを確保するために偏差点調整を行います。ゆえに、合格最低点については、受験なさった方の選択科目や、受験生全体の外国語の出来次第によって、素点から得点が上がる場合も下がる場合もあります。
得点調整の必要性については非常にわかりやすい内容ですが、肝心の計算式はどうやら非公表のようです。
偏差点という用語から、立教大学と同じ偏差値法が採用されているのではないかと推測されます。
偏差値法については下記の記事をお読みください。
使える計算式はないの?
得点調整があるなら、どのような計算式で算出されているか知りたいという人は多いと思います。
そんなときは、次の大学をチェックしましょう。
たとえば早稲田大学は「成績標準化」という名称で得点調整を実施しています。
大学は計算式を公表していませんが、しばしば予備校などで用いられている計算式については、下記の記事で紹介しています。
また、関西大学では「中央値方式」と「標準得点方式」という方法で得点調整を行っており、その計算式を大学が公表しています。
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