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【2019解答速報】慶應義塾大学(薬学部)の英語の全文和訳と解説【2月10日実施】

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このページでは、2019年2月10日に実施された慶應義塾大学(薬学部)の英語長文問題の全訳と、重要な箇所を中心とした解説を掲載しています。

実際に試験を受けた人も、まだこれから試験を控えている人も、今後の勉強の良い参考になると思いますので、ぜひご利用ください。

※短文形式の問題(主に語彙・文法知識を問うもの)については掲載予定はありませんが、お問い合わせよりご質問等を頂ければすぐに対応致します。

2019年度慶應義塾大学(薬学部)の和訳

第1問-全訳

1.

まず第一に、英語は科学にとって悪いものか?それが英語だから、という理由ではなく、単一言語であるという理由の話だ。科学は多言語だと得があるか?これに反対する立場、つまり、伝達言語は1つだけのほうが、3つ、ましてや10以上もあるのに比べたら単純明快だという、以前エスペラント語話者たちが提唱した際は黙殺されたが、その立場が今日では支配的なようだ。日本人が発見した植物ホルモンのジベレリンについて、他の国々が追い付くのに数年かかったように、伝達が遅れた実例はたくさんある。この理由は単純に、出版物が漢字と片仮名によって束縛されていたからだ。情報伝達が拡大すれば、皆にとって良いことだろう。

2.

それとも逆か?科学言語の宝くじで最初に負けるのはまだ幼い生徒たちだ。化学を教えられているサハラ以南のアフリカの子どもたちを想像してほしい。その授業は何語で行われているのか?もしそれがバンツー語だったとしたら、「酸素」という語を翻訳したのは誰か?そのような概念はある程度長い間存在してきているため、おそらく世界各地で現地の言語に翻訳されているだろう。しかし、オゾン層破壊、プランク長、オブジェクト中心のデバッグなど、もっと現代的な概念はどうか。今日までの教育研究によって、子どもたちは母国語で提示されるほうが科学的概念を理解しやすいということが示されているが、そのためには全世界の言語の教科書と授業計画が必要である。そんなものは存在しない。科学の勉強が進めば進むほど、英語以外の教材はみるみる不足していく。大学で位相的場の理論や立体化学を勉強したいのなら、英語力もそれ相応のレベルになる必要がある。科学的能力の低さではなく、言語能力の低さのせいで、どれだけの学生が失われてしまうのか。

3.

数学をあまり用いない科学の分野では、専門の科学者、その中でも、すでに高等教育の障害を取り除き終えており、かつおそらく英文にかなり精通している者でさえも、単一言語主義で失われてしまったものがあるということを示唆することがある。すべての科学は一見無関係に見える現象間を関係付けることを通して発達するものであり、そしてこの作業の多くは言語的メタファーから始まる。「日常会話が専門言語の源でなくなった場合、未知の物事を鮮明に理解できるようにするために必要な言語的イメージが欠落していることになります」と、あるドイツの科学者はいら立ちを隠さずに言う。「どの言語もみな、現実に対して異なる視点を持ち、個々の主張のパターンを持つので、教育や研究が英語のみに絞られてしまうと、これは精神的な貧困化につながります。」これはサピア=ウォーフの仮説―言語はこの世界を個々に切り取り、我々は母国語によってそれぞれが捉えた異なる世界に住むという考え―に近いが、それほど大袈裟なものでもない。むしろ、ここで言いたいのは、よく知った言葉の方がピンと来やすい、ということだ。それは単に、独自性の欲求にすぎない。公共政策への悪影響を懸念する人もいるかもしれない。科学的訓練を受けた官僚の少なさと、データの微妙な違いを理解することの難しさを考えると、政治家に対して、科学的、技術的、あるいは医学的根拠に基づいて行動するよう促すのは相当な難題である。これに言語の壁を加えれば、状況は急速に悪化する。これらは非英語話者のみにとっての問題だが、英語話者にとっても負担となる。なぜなら、英語話者は同僚の論文を翻訳あるいは修正することを課されてしまい、会議の場や研究仲間の間での外国語の私的な会話から締め出されてしまうためだ。

4.

英語そのものに、何か良からぬことが起きているのだろうか。今のところおそらく歴史上初めてのケースとして、現役の言語において、それを母語としない者の数が、その母語話者の数を大きく超えようとしている。ある一つの結果のみを切り出したいのであれば、科学に目を向けると良いだろう。他のどの分野の知的取り組みよりも長く、ほとんど英語のみで行われてきたからだ。科学における情報伝達、特に文書の形式だが、しばしば口頭での伝達でも使用される「英語」は、情報の伝達を強調し、文体の微妙な違いを最小限に抑えるために単純化、縮小化、そして固定化された。ドイツの社会学者ヴォルフ・レペニースはこの方言を「英語2世」と呼ぶが、これは単なる「実用的で縮小化された通信用のコード(暗号)」となり果てたものだと悲嘆する評論家もいる。

5.

1つの皮肉な結果を想像してほしい。科学英語がベーシック・イングリッシュに類似する程度において、またここで言うベーシック・イングリッシュとは、植民地的状況の中で英語の「ピジン化」を最小限に抑えることを一つの目的として考え出されたものであったのだが、科学英語はそれ自体がピジン語となるだろう。「特定の状況下では、非英語圏の国での科学言語としての英語は、クッキーカッター(型にはまった、似たり寄ったりの)言語へと退化することになります」と、言語学者のSabine Skudlikは見ている。「母語話者からの定期的な評価が期待されない場合は特にそうでしょう。この発展は誰にとっても望ましいものではないでしょう。」

6.

実際に影響が出始めているのであれば、ほぼ確実にそうであろう。読者は気づいたかもしれないが、我々が議論しているのは科学者と言語学者の恐ろしい未来予想なのだ。あたかも現在についての会話であるかのように下手にごまかしてはいるが。科学での英語使用について話すときはいつも、これらすべてのことが導きうる行先について、行き当たりばったりの妄想に耽る以外、やりようがないような気がしている。その衝動に完全に身を任せてしまう前に、これまでの議論の中での中心的な教訓を見失わないようにすることが重要だ。英語が現在の地位を獲得したのは、一連の歴史的変遷によるものであり、英語そのものも、イギリス風あるいはアメリカ風な装いで明らかに非中立的であることを通して獲得した中立的観点を搾取しながら、変容を遂げた。言語と歴史を一緒に研究することには循環性があり、型にはまった科学の領域の中でさえ、時間の概念をごちゃまぜにしてしまう。科学言語の歴史はここで終わる。それが再び始まるその時まで。

(出典: Michael D. Gordin. 2015. “Scientific Babel”)

設問

問1.第1段落(3行目)で、下線を施された単語vehicularが意味的に最も近いのは

1 人々にとって満足のいく方法

2 不十分な輸送

3 知識の伝達

4 手動による多方向性の

5 たいていの場合遅れた

 

問2.第1段落(4行目)で、下線を施された句hold swayが意味的に最も近いのは

1 代替案を考える

2 ゆるくにぎる

3 優勢を維持する

4 左右に動いて好意から離れる

5 時間の経過とともに弱まる

 

問3.第2段落(10行目)で、下線を施された句up to snuffが意味的に最も近いのは

1 完璧に上向くことができる

2 機能を果たす程度で

3 最小限度の真下まで引き上げられた

4 読む、書く、話すという3分野のうちの1つで効果的な

5 ときどき理解できる

 

問4.第2段落の筆者の説明に当てはまるのは次のうちどれか。

1 科学における言語的議論は発展的レベルにおいて極めて重要である。

2 現代の科学の最先端は、主に1つの言語を通して触れることができる。

3 どの国でも、若者の方が新しい概念をよりよく理解できる。

4 基礎的な用語は世界共通なのでほとんどの言語がそれらを採用して利用していることは明白である。

5学生が資料を深く理解するのは、標準化された形式に編成されている場合のみである。

 

問5.第3段落(1行目)で、筆者の使った下線部less mathematical scienceが意図的に強調したい部分は

1 数理科学は抽象的な事柄について全体的に関係している。

2 数理科学は一般的に言語に大きく依存してはいない。

3 数学色の濃い科学は、より高度なレベルの勉強においてたやすく障害を取り除く

4 数学に依存しない科学は、事象間の関係を構築する能力に優れている。

5 数学に欠ける科学は単一言語での理解に合格することができることを要求する。

 

問6.第3段落(10行目)で、下線を施された語hemmedが意味的に最も近いのは

1 均衡のとれた

2 破壊された

3 へりで囲まれた

4 開かれた

5 破れた

 

問7.第3段落(13~17行目)で下線を施された文において、カギとなる情報を最も良く表すのは次のうちどれか。

1言葉の壁は理解や科学的行動において中断を引き起こす。

2選出された職員が科学的教養の欠如に慣れている場合、言葉の壁の影響はない。

3科学、技術、そして医学における課題は、どんな言語の障壁をも理解することである。

4 公共の政策は、言葉の壁と微妙な科学的差異を理解することで予想や回避が可能である。

5 決定を下しつつ、科学用語が理解できない者による人々への影響は、言葉の壁によって強化される。

 

問8.第4段落の筆者の説明に一致しないものは次のうちどれか。

1 科学的情報伝達は、局所的な書き方と見なすことができる。

2 その方法論がゆえに、科学は切り出した個々の結果を研究することにおいて優れている。

3 文体の種類を減らすと、情報を共有するための単純で機能的な手段が可能になる。

4 言語の一般的なパターンを識別する工程は、方言を強調するのに役立つ。

5 英語を母語とする人々のほうが多く科学的な努力をしてきたが、それはもはや現状ではない。

 

問9.第5段落(5行目)で、下線を施された語cookie-cutter-languageが意味的に最も近いのは

1 望ましい言語

2 理想的な言語

3 パターンの限られた言語

4 使われない言語

5 さまざまな言語

 

問10.第6段落(3行目)で、下線を施された語ill-disguisedが意味的に最も近いのは

1 一見すると;明らかに

2 無関心な;下手な

3 実用的な

4 不健康な

5 広く普及した

 

問11.第6段落(4行目)で、下線を施されたごwilly-nillyが意味的に最も近いのは

1 防衛的に;身構えて

2 系統立った;整った

3 正確な

4 行き当たりばったりの

5 熟慮の末の;故意の

 

問12.下線を施された語circularity(第6段落9行目)を発音する場合、この語のある一部分(音節)が最も強く読まれなければなりません。発音するときに最も強く読まれなければならない同じ部分を持つのは次のうちどれか。

1 apologetic

2 desegregated

3 diagnostician

4 indivisible

5 obligatory

 

問13.この記事で触れられていないのは次のうちどれか。

1 比喩は科学の過程の中に居場所を持つ。

2 科学言語の発達は流動的だが、実際には何も変わっていない。

3 複雑でない話し方の発達は、堕落の一形態になり得る。

4 科学的発見の中には、局所的な言語のみに集中したときにひっそりとなされるものもある。

5 研究の進歩は教育を必要としないため、情報伝達に使用される言語は多言語の観点を伝える。

第1問-解答

Q1. 3 Q2. 3 Q3. 2 Q4. 2 Q5. 2 Q6. 3 Q7. 5 Q8. 4 Q9. 3 Q10. 1 Q11. 4 Q12. 4 Q13. 5

第2問-全訳

1.

新しい知識は、新しい知的ツールではなく、ガリレオの望遠鏡、ボイルのエアポンプ、ニュートンのプリズムなどの新しい機器によってもたらされると考えるのは簡単である。多くの場合、これは誤った見解だ。今から100年後には、無作為化臨床試験(ストレプトマイシン、1948年)はX線(1895年)やMRIスキャナー(1973年)よりもはるかに重要で意義深いものに見えるかもしれない。新しい機器はわかりやすく、新しい知的ツールはわかりにくい。その結果、私たちは新しいテクノロジーの重要性を過大評価し、生産率や新しい知的ツールの影響を過小評価する傾向がある。良い例としては、方程式の未知数を表すためにアルファベットの終わり近くの文字(x、y、z)を利用したデカルトによる[Q14]革新、あるいはウィリアム・ジョーンズが1706年にπという記号を導入したことなどがある。数学の記号が改革されれば、望遠鏡による視界の改善と同じくらい効果的に論理が改善されるとライプニッツは信じていた。もう1つの例がグラフだ。グラフは今や[Q15]ありふれたものなので、1830年代に自然科学、そして1880年代に社会科学で使用され始めたばかりだと知ると、ある種の衝撃を受ける。グラフは思考のための新しく強力な知的ツールの代表である。絶対的な基本概念である統計的有意性のそれは、1925年にロナルド・フィッシャーによって初めて提唱された。これが[Q16]なければ、1950年に、喫煙が肺がんを引き起こすことをリチャード・ドールが証明することはできなかったであろう。

2.

物理的ツールは知的ツールとは非常に異なる働きをする。物理的ツールは人がこの世で活動できるようにしてくれるものだ。のこぎりは木材を切断し、かなづちは釘を打ち込む。これらの道具はテクノロジーに依存する。ねじ回しは、まったく同一のねじを大量生産することが可能になった19世紀に初めて登場した。それ以前に使用されていた手作りのねじは、ナイフの刃の先端で回された。望遠鏡と顕微鏡はレンズを作るためにもともと存在した技術に依存しており、温度計と気圧計はガラスを吹くためにもともと存在した技術に依存していた。望遠鏡や温度計は、のこぎりやかなづちのように周囲の世界を変えることはないが、我々の世界の見方を変える。我々の感覚を変容させる。人は自分の目でしかものを見ることができないとモンテーニュは言った。望遠鏡を通して見ると(もちろんモンテーニュがそうすることはなかったが)、相変わらず自分の目で見ているだけだが、肉眼では決して見えないものが見える。

3.

対照的に、知的ツールは、世界ではなく思考を操る。これには[Q18b]テクノロジー的な前提条件ではなく[Q18a]概念的な前提条件がある。一部の機器は、物理的ツールでもあり知的ツールでもあるものもある。そろばんは複雑な計算を実行するための物理的ツールである。これがあれば、足し算や引き算、掛け算や割り算をすることができる。そろばん自体は紛れもなく物質であるが、それが生み出すものは数であり、数は物質でも非物質でもない。そろばんは頭脳労働を実行するための物理的ツールである。我々が当たり前のものと見なしているアラビア数字も同様である。私は10、28、54と書くが、ローマ人のようにx、xxviii、livとは書かない。アラビア数字は、1枚の紙の上で足し算、引き算、掛け算、割り算をスムーズにすることを可能にするツールであり、同じことをローマ数字でやると大変なことになる。これらは紙上および脳内での記号として存在するツールである。そろばんと同じく、それらは私の数字の扱い方を変容させる。ゼロという数(ギリシャ人とローマ人はこれを知らない)、小数点(1593年、クリストファー・クラヴィウス考案)、代数、微積分といったものは、数学者ができることを変える知的ツールだ。

4.

現代科学は、今や明らかになっているはずだが、そろばんや代数と同じくらい重要なひとまとまりの知的ツールに依存する。しかし、そろばんとは違い、物質的な物体としては存在せず、またアラビア数字や代数、小数点などとは違い、特定の種類の書体を必要としない。それらは、一見すると単なる単語(「事実」、「実験」、「仮説」、「理論」、「自然法則」、そして「確率」など)である。しかし、これらの単語は新しい考え方を大切に内包している。これらの知的ツールの一風変わった点は(数学者が採用している知的ツールとは異なり)、条件付きで、不確実で、[Q22]不完全ということである。それでも、これらは信頼のおける確固たる知識の存在を可能にする。これらは、正当性を立証しづらい、あるいは不可能な実際にはうまく機能している。これらは、モンテーニュの世界、すなわち信念と見当違いの確信の世界、そして我々の世界、すなわち信頼のおける効果的な知識の世界とを結ぶ導管として機能した。これらは、なぜ我々はまだ、拳よりも一握りの量を大きくしたり、足の長さよりも長い歩幅で歩いたりるすることができないのか、といった難題を解明するものであるが、我々は今、なぜ、モンターニュの知識以上のことを知りうるのか、ということを解明してくれる。望遠鏡が目の能力を向上させたように、これらの道具は頭脳の能力を向上させたのだ。

5.

これらの知的ツールと並行して、それらを使用することに慣れた人々の共同体の出現を見ることができる。言語は私的なものではないので、新しい科学言語と新しい科学者の共同体は単一の過程の2つの側面である。[Q23]共同体を団結させたのは、単なる新言語ではなく、(科学的論拠そのものではなく)科学的事業について説明するために用いられる言語で表現されるひとまとまりの競争と協力の価値観であり、発見と進歩という語で表され、最終的にはエポニム(人名などに由来する名前)を得て制度化された。これらの知的ツールと文化的価値観について驚くべきことは、それらがパラダイムのそれと全く違った歴史を持っていると証明されたということである。パラダイムは繁栄する。死ぬものもあれば、入門教科書に追いやられるものもある。科学の新たな言語と新たな価値観は今日まで300年(「発見」という共通の起源に戻ると500年)もの間生き残ってきており、それらがすぐに時代遅れになる可能性があることを示唆するものは何もない。代数や微積分と同じように、これらのツールとこれらの価値観は、捨てるにはあまりにも強力であり、博物館の一部としてではなく、常に使用されている状態のままである。なぜか?それは、科学の新しい言語と文化は、今もなお(そして私はこれから先も常にそうだと信じているが)、科学的事業を行う上での基本的な枠組みを構成しているからである。これらが発明されたことは、科学の発明の一部であり一区画なのである。

(出典:David Wootton. 2015. ‘The Invention of Science: A New History of the Scientific Revolution’)

設問

問14.第1段落(7行目)で、[Q14]に入れるのに最も適切なものは次のうちどれか。

1 凝縮、圧縮

2 除外、排除

3 断片化

4 革新

5 句読点;句読法

 

問15.第1段落(11行目)で、[Q15]に入れるのに最も適切なものは次のうちどれか。

1 奇妙な

2 疑わしい

3 制限された

4 偏在する

5 弱い

 

問16.第1段落(15行目)で、[Q16]に入れるのに最も適切なものは次のうちどれか。

1 のために

2 抱いて

3 含めて

4 頼って

5 なしで

 

問17.第1段落の筆者の議論から推測される最も適切なものは次のうちどれか。

1どのアルファベット文字もグラフの必要不可欠な一部である。

2 新しい数学記号と望遠鏡は、どちらも肉眼の視力を高める。

3 テクノロジーと生産率に関する概算は調和することが多い。

4 フィッシャー、ライプニッツ、ドールは、テクノロジーを変革させる新しい建築物理構造を創出した。

5 知的ツールは、物理的な道具と比較して、その力と能力において過小評価される傾向がある。

 

問18.第3段落で、[18a]と[18b]にそれぞれ入れるのに最も適切な語の組み合わせは次のうちどれか。

              Q18a       Q18b

1 実際の              理論の

2 概念の              技術学の

3 製造の              市民の

4 かなりの量の    顕著な

5 検知できない    心理学の

 

問19.第3段落(9~10行目)で、下線を施された文のカギとなる情報が意味するのは

1紙の表記ツールは、それと対応する物理的ツールが存在しえない。

2 知的ツールと異なり、物理的ツールは機能するために非物質的でなければならない。

3 すべての物理的ツールは、それらが変換を行うことができるように数字との連結が必要である。

4 知的および物理的ツールはどちらも、概念の取り扱い方法を大幅に変更することが可能である。

5 既存の表記法は複数の場所で機能する必要はなく、したがっていまだに効果を発揮していることはありえない。

 

問20.第2段落と第3段落での筆者の説明に関して、正しいのは次のうちどれか。

1 顕微鏡テクノロジーはガラス吹きの技術の中心に据えられた。

2 物理的および知的ツールは、さまざまな方法で私たちの世界に大きな影響を与える。

3 認識ツールは、直接的かつ平凡な方法で物理的環境を変える。

4 補足された視界は環境に対する見方を変えるためには非効率的である。

5 ナイフは、ねじの特徴の区別がつかなかった頃に、ねじを回す唯一の道具であった。

 

問21.第4段落(4行目)で、筆者の使った下線部at first sightが意図的に強調したい部分は

1 人は最初に小さな形が目に入るに違いない。

2 その意味は目に気を配っている。

3 目で見ることは常に最初の一歩である。

4 2度目に見ても1度目と同じくらい良い。

5 最初の印象は再考されるべきだ。

 

問22.第4段落(8行目)で、[Q22]に入れるのに最も適切なものは次のうちどれか。

1 絶対的な

2 豊かになった

3 不完全な

4 独立した

5 不変の

 

問23.第5段落(3行目)で、[Q23]に入れるのに最も適切なものは次のうちどれか。

1 共同体の発展を阻害した

2 共同体の弾圧を創出した

3 共同体を団結させた

4 共同体の支援を拒絶した

5 共同体の構成員を移動させた

 

問24.第5段落の筆者の説明に当てはまるのは次のうちどれか。

1 科学の利益は、すべての人が目にすることができるよう、使用されないまま展示されている品物のようなものだ。

2 科学は発見に基づき、それは後に生じる利益によって強化される。

3 文化的価値観は、科学の伝達、発見、そして未来の変化において主要な要素です。

4 すべての科学的事実は全体的に創造、形成され、最終的には教科書に掲載されるようになり、そしてすぐに使われなくなる。

5 代数や微積分などの物理的ツールは、根本的な科学的不一致を表現するための効果的な方法ではない。

第2問-解答

Q14. 4 Q15. 4 Q16. 5 Q17. 5 Q18. 2 Q19. 4 Q20. 2 Q21. 5 Q22. 3 Q23. 3 Q24. 3

第3問-全訳

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