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【大学入試】2019年9月9日に申込受付開始の「2019年度 英検2020 1day S-CBT」とは?

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この記事は英検公式サイトを参考に作成しています。内容の正確さには万全を期していますが、この記事の内容だけを鵜呑みにせず、公式サイトや募集要項等を併せてご確認ください。

諸注意

いきなりですが、この試験にはいくつか注意すべき点がありますので、先にそれらを確認しておきます。

例外措置としての試験

「2019年度 英検2020 1day S-CBT」は誰もが受験できるわけではありません。あくまでも、一部の高校2年生のみを対象とした限定的なテストであり、文科省発表の一部の受験生のための救済措置(※)として設けられた例外措置です。

参照1 参照2

試験対象者は限定的

2019年現在高校2年生で、以下の条件に当てはまる人は「2019年度 英検2020 1day S-CBT」を受けることができます。

文部科学省が発表した例外措置に関するガイドライン資料に基づき、2019年度の高校2年生で、

  • 非課税世帯であるなど経済的に困難な事情を証明できる者
  • 離島・へき地に居住または通学している者

ただし、公益財団法人日本英語検定協会としては、「病気やけが等のやむを得ない事情により受検できずに特別に配慮すべきとされた者」については除外させていただきます。

その理由につきましてはこちらをご覧ください。

(引用元:2019年度 英検2020 1 day S-CBT の特徴

2019年度の試験方式と2020年度の試験方式は一部で異なる

後の項目で詳しく述べていますので、ここでは簡潔に書きます。

この試験は紙の冊子ではなく、パソコン画面に表示された問題を読んで解答する形式です。

ただし、2019年度はマークシートが使用されず、パソコン上で解答番号を選んでクリックする方法なのですが、2020年度はマークシートが使用されます。

以上の点で2019年度と2020年度の試験方式に違いがあります。

違いとしてはそこまで大きなものではないと感じるかもしれませんが、今回の2019年度を受ける人のほとんどが2020年度も受けることになるはずですから、覚えておいて損はないでしょう。

それでは、以上の点に留意しつつ、続きをお読みください。

試験の概要

※公式サイトはこちら

受験可能な試験と費用

試験 検定料
2019年度
英検2020 1day S-CBT
準1級
9,800円(税込)

※準1級以外は実施されません。

試験日程・料金

申込受付期間 試験日
2019年9月9日(月)16:30

9月20日 (金) 17:00
2019年11月24日(日)
2019年12月08日(日)
2020年01月12日(日)
2020年02月16日(日)
2020年03月15日(日)

※11月~3月のうち、いずれか1回のみを選んで受験できます。1人で試験を複数回受験することはできません。

試験内容

R・W 合計
90分 30分 15分 135分

※R・W:リーディング・ライティング、L:リスニング、S:スピーキング

試験会場

47都道府県に準備されるとのことです。続報を待ちましょう。

試験当日の携行品

受験票

英検2020 1 day S-CBT申し込み受付サイトよりダウンロード・印刷してください。

※受験票はA4サイズで印刷してください(モノクロ・カラーいずれも可)。
※スマートフォン画面の提示では受験できません。

身分証明書(下記のいずれか1つ)

学生証・生徒手帳・健康保険証・運転免許証・パスポート・住民基本台帳カード・マイナンバーカード・在留カード

※写真付きでない証明書も上記のものであれば可としております。

2019年度 英検2020 1day S-CBTを受ける上で知っておきたいこと

紙の冊子との違い

試験名がややとっつきづらく感じられるかもしれませんが、出題内容、難易度、採点基準は従来型の英検(紙媒体)と変わりありません。

最大の違いは、問題冊子(紙)ではなくコンピュータの画面に表示される問題を見ながら解答するという点です。

試験名の英語の意味は?

コンピュータ上で解答するテストタイプはCBTと呼ばれます。Computer Based Testingの頭文字をとったものです。

従来型の、解答用紙に家が気で解答するテストタイプはPBTと呼ばれます。Paper Based Testingの頭文字をとったものです。

2019 英検2020 1day S-CBTはパソコンを使う?

公式サイトで受験環境の画像を見るとわかりますが、パーテーションで仕切られた机の上にパソコンが1人1台用意されています。このパソコンの画面に問題が表示されます。

次の項目(2019年度 実施方式)に書いているとおり、「2019 英検 1day S-CBT」では、ライティングテストのみ解答用紙に記述し、それ以外はパソコンに直接答えを入力していく方式がとられています。

さすがに現代の高校生は大丈夫だとは思いますが、マウスを使った操作を要求されますので、試験当日までにある程度慣れておく必要があります。

2019年度 実施方式

テスト 解答の方法
コンピュータ画面上で問題の閲覧および解答を行う
コンピュータ画面上で問題の閲覧および解答を行う
コンピュータ画面上で問題を閲覧し、解答用紙に記述する
ヘッドセットを装着し、解答を録音する(吹込み式)

※R:リーディング、L:リスニング、W:ライティング、S:スピーキング

上記の実施方式は2019年度のものであり、2020年度はリーディングおよびリスニングの方式が異なります。参考のため、下記に2020年度の実施方法を示しますが、混同することのないよう、十分にご注意ください。

2020年度 実施方式を見る
テスト 解答の方法
コンピュータ画面上で問題を閲覧し、解答用紙にマークする
コンピュータ画面上で問題を閲覧し、解答用紙にマークする
コンピュータ画面上で問題を閲覧し、解答用紙に記述する
ヘッドセットを装着し、解答を録音する(吹込み式)

※RとLの解答の方法が2019年度と異なっていることに注意してください。なお、公式サイトには体験版も用意されていますので、ぜひ実際にご自分の目でお確かめください。

実際の解答方法(動画)

2019年度はリーディングおよびリスニングの方式が英検CBTと同一のため、以下に示す動画は英検CBTのものです。

※2020年度実施の「英検2020 1day S-CBT」の試験方法・操作画面についてはこちらでご確認ください。

リーディングテスト・リスニングテスト

公式サイトには2019年度用の動画は見つかりませんでしたが、英検CBTの説明動画が参考になるかと思いますので、リンク先をご覧ください。

ライティングテスト

スピーキングテスト

障がい等のある方への受験上の配慮

視覚、聴覚、肢体不自由等の障がいを持つ方は受験上の配慮を受けることができます。

詳しくはこちらのページを参照してください。

2019年度 英検2020 1day S-CBTの試験対策

過去問で傾向を知る

1つ前の項目でも書いた通り、出題内容、難易度、採点基準は従来型の英検(紙媒体)と変わりありませんので、過去問が非常に重要です。

まずは紙の冊子で過去問を見てみましょう。英検公式サイトには直近3回分が掲載されています。

問題冊子・解答・リスニング音声などはこちら

【筆記】第1問・短文語句補充

今回の試験は準1級なので、高校生にしてはかなり高いレベルの英語力が要求されます。特に第1問で出題される単語はほとんどの高校生にとって見慣れないものばかりだと思いますので、最初のうちはかなり苦戦するはずです。

市販の単語帳などを使い、地道に語彙力を鍛えていくしか道はありません。目標は25問中20問以上正解です。

【筆記】第2問~第3問・長文読解

第2問は英文中の穴埋め、第3問は内容一致と問題の形式は異なりますが、英文の内容理解度を問う意味では同じです。

第1問に比べればそこま高い語彙力は求められないため解きやすい感じる人は多く、いかにここでの取りこぼしを防ぎ正答数を稼ぐかが大事になります。目標は計16問中14問以上正解です。

【筆記】第4問・英作文

設問に対し、120~150語の英文で自分の意見を述べることが求められます。

英検の公式サイトで見ることができる解答には英作文の模範解答も掲載されているため、まずはこれをよく読んで書き方などを参考にすることから始めましょう。

良い作文にするためにも、第3問までに時間をかけすぎず、最低でも15分くらいは残すように心がけましょう。

語数は120語を下回ることは絶対に避けてください。逆に150語は多少オーバーしても大丈夫なので、くどいぐらい丁寧に書いて語数を稼ぎつつ、分かりやすい内容にすることが非常に大切です。

※当サイトには過去に出題されたテーマをすべて掲載していますので、参考までにご覧ください。また、英作文の勉強法に関する記事も書いていますので、ぜひあわせてお読みください。

リスニング

英検2級やセンター試験のリスニングが遅いと感じる人にはちょうど良い速さかもしれませんが、たいていの高校生は初めて聞くと面食らいます。

最初は全然聞き取れないかもしれませんが、リスニングで一番大事なのは耳の慣れですので、過去問などを利用してたくさん聞くことが何より効果的な勉強法です。

特に最初のうちは、問題を解くよりもスクリプトを見ながら音声を聞き、目で文字を追うだけでも十分な効果があります。一度本番通りに解いてみて、正答率が半分を下回るようなら、まずは耳慣れを作ることから始めていくべきでしょう。

最終的な目標は、29問中24問正解です。

スピーキング

公式サイトに体験版が用意されていますので、まずはこれを実際にやってみましょう(ただし、用意されているのは準2級です)。

体験版を見る限り、中身は従来の二次試験と変わりないようです。二次試験の過去問は公式サイトには掲載されず、市販の過去問集に収録されていますので、絶対に入手しておきましょう。

準1級二次試験の試験内容サンプル問題バーチャル二次試験などを参考に、実際に声に出して練習しましょう。もちろん、友達や先生などに聞いてもらう方が上達は早いので、積極的にお願いしましょう。

おすすめ過去問集・参考書・問題集

市販の書籍でお薦めのものをご紹介します。

過去問集

英検準1級は2016年度第1回からリニューアルされたため、新形式の問題はまだあまり多くありません。この機会に全部揃えてしまいましょう。

参考書・問題集

スキルごとに効率よく鍛える場合は次のシリーズを揃えてしまうのが得策です。出版社を統一するほうが指導内容に一貫性があり、無駄を省くことができます。

単語・熟語といった語彙力を集中的に鍛えたい人はこちらもお薦めです。

他の資格試験について知りたい

2019年9月9日現在、以下の資格・検定試験についての記事を書いています。ぜひご覧ください。

ケンブリッジ英検についての情報まとめ

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